Developmental Coaching Training Program
発達志向型コーチング トレー二ング・プログラム
LDMA開発者からの推薦
Theo Dawson(スィオ・ドーソン)博士
米国東海岸のマサチューセッツ州で発達測定を専門とする団体レクティカ(Lectica, Inc.)Executive Director, Founder
発達を専門とする者として、これまで30年以上にわたり、私自身の研究を支えてくれた発達理論に関する研究・理論に対する関心が高まっていることによろこびを覚えています。
私が所属する非営利団体Lectica, Inc.の使命は、発達科学の成果を実践的な学習のツールに転換・翻訳して、人々に生産的、且つ、豊かで倫理的な生を生きるためのスキルを授けることにあります。2010年以降、われわれは、人間の発達を支援することを目的として設計された数々のプログラムの中で、教師・コーチ・コンサルタントに対してこうしたツールを活用するためのトレイニングを提供してきています。このように日本のプロフェッショナルを対象とした質の高い優れたプログラムが生まれるのを目撃するのは実に嬉しいことです。
このプログラムは、発達科学を----そして、Lecticaのツールを----現実世界に適用するための洗練されたプログラムであり、人の発達の支援に興味ある全てのプロフェッショナルの活動の効果を高めることに資するものです。
- スィオ・ドーソン, Ph.D.
As a developmentalist, I am pleased to see a growing interest in the developmental research and theories that have informed my work for more than 30 years.
The mission of the nonprofit that owns me (Lectica, Inc.) is to translate developmental science into practical learning tools that equip people with the skills required to lead effective, meaningful, and ethical lives. Since 2010, we've been training educators, coaches, and consultants to employ these tools in programs designed to support human development. It's been particularly exciting to witness the evolution of this high-quality advanced training program for Japanese professionals.
It is a sophisticated real-world application of developmental science—and Lectica's tools—that will enhance the work of any professional interested in facilitating human development.
- Theo L. Dawson, Ph.D.
.
本プログラムの中で受けていただくアセスメント(LDMA)についての説明動画です。ご覧ください。
日本初の発達志向型コーチング
トレーニング・プログラム
発達という概念を扱いながら、人を支援をする
対人支援者として、今なぜ発達理論を学ぶ必要性と意義があるのでしょうか?
昨今、対人支援の現場においては「スキル」を活用することだけではなく「発達」というものに焦点があてられるようになってきています。発達という概念は古くからあったものの、特にこの数年で注目度が急速に高まってきました。
実は「発達理論」という学問はとても幅が広く、そのアプローチも多様です。発達理論は、一見わかり易く使い勝手の良いものに見える反面、活用を誤ると本質的な支援から遠ざかってしまうというリスクも含んでいることから、私たちはそれを正しく理解し実践につなげる支援をしたいと思い、本プログラムを作りました。
本プログラムで意識しているのは、発達理論の良い側面だけではなく「罠」ともいえる側面に対して批判的に向き合うという点です。プロフェッショナルとして、発達という概念をどのように活用していける可能性があるのか、実践を通して学びを深めていきましょう。
本プログラムの内容について、また発達理論をより深く理解いただくためのイベントを不定期にて実施しています。
国際コーチング連盟 CCE認定プログラム
本プログラムは、国際コーチング連盟 CCE認定のプログラムです。
CCE:Continuing Coach Education”継続コーチ専門教育”は、新たな学習や専門的な能力開発を希望する人、またはICF(国際コーチング連盟:International Coaching Federation)認定資格を更新する人のための補足的、継続的な教育として位置づけられています。(Core Competencies 12 単位・Resource Development 16 単位)
※参考
・ICF日本支部公式ウェブサイト「CCE(継続コーチ専門教育)とは」
https://icfjapan.com/post/credentials/558
・英語:ICF公式ウェブサイト「CCE認定について」
https://coachingfederation.org/coach-training/cce-accreditation
プログラム開発者からの言葉
2000年代以降、日本では、成人発達理論に関する情報が、海外の関連文献の翻訳を通して、絶え間なく紹介されつづけています。また、近年では、加藤 洋平や鈴木 規夫等の日本人研究者・実践者による書籍も出版される等、この領域に関する情報は確実に充実しはじめています。
しかし、同時に、実践者の多くは、「成人発達理論の知見を日々の対人支援の実践活動にどのように効果的に適用すればいいのか?」という問と格闘を続けています。成人発達理論が示す「物語」は、現代社会においてひろく共有されている人格形成のパラダイムと深く共鳴するものではあるけれど、この理論を現実世界の実践にどのように応用すればいいのかという問いに関する良質な情報は総じて不足しているといえます。結果として、実践者は思い思いの方法で理論を実際の現場に適応することを強いられることになっています。
こうした状況の中では、時として、実践者は「発達」を無条件に肯定的なものとしてとらえるパラダイムに囚われて、様々な非倫理的な実践をしてしまうことになります。また、実践の方法に関する良質な情報が欠けている状況の中では、実践を通して得られた洞察や発見を理論を修正し精緻化するために吸い上げる仕組が構築されないために、理論そのものがイデオロギー化してしまうことになります。こうした意味では、実践者は、これまでの成人発達理論の導入期について批判的に検証して、次の期(phase)の在り方について探求をしていくことが求められているといえるでしょう。
具体的には、発達を巡る大きな物語そのものに関して批判的に向き合うと共に実際の人間の成長・発達の現場において生起する現象に寄り添うための実践的なスキルを高めていくことが求められるのです(そのためには、現在進行形で人間の成長・発達に関する厳密な調査研究にとりくむ研究者達の成果に目を開きつづける必要があります)。
今回のプログラムでは、対人支援の領域で長年にわたり研究と実践にとりくんできた三人の対人支援者との対話を通して、今日の日本において成人発達理論をとりまく課題を確認すると共に、今後われわれが成人発達理論が内包する可能性を最大化するためにとりくむべきテーマを明らかにしていきます。
Integral Vision & Practice 代表理事 鈴木 規夫
Norio Suzuki, Ph.D.
本プログラムの特徴
1.世界で最も精度の高い発達測定アセスメント(LDMA)を体験する
発達理論を活用できるようになるためには、まずはアセスメントを体験して、今の自分自身の現在地を確認することが必要です。LDMA(Lectical Leadership Decision Making Assessment)は、合衆国のマサチューセッツ州を本拠地とする発達測定を専門とするレクティカ(Lectica, Inc.)が開発した世界的に認知されているアセスメントです。
2.測定結果を踏まえたプロフェッショナルコンサルタント・コーチによる本質的な個別支援
日本でLDMAの結果についてフィードバックセッションを提供できるLectica.inc認定コンサルタントは現在2名のみです。
本トレーニングでは、アセスメントのフィードバックに加えて、ご自身の成長と実際の対人支援の現場で発達理論をどのように活用するかを個別に支援します。
3.発達理論を効果的かつ倫理的に活用することが可能になる
20年以上にわたりインテグラル理論や発達理論を研究を行い、企業の現場でも活用されてきた鈴木氏によるオリジナルの実践的なコンテンツも提供します。対人支援者として、発達理論を活用するには倫理的な責任も伴います。発達理論を効果的かつ倫理的に活用することを意識したトレーニングを提供します。
4.クライアントの発達段階を踏まえた適切な支援方法を見立てることができるようになる
机上で学んだ理論として理解するだけではなく、実際にクライアントに対してどのように活用できる可能性があるのかを実践を通じて学んでいきます。ご自身の体験をもとに、共に学ぶ仲間とともに、多角的な視点でクライアントや組織のメンバーに対して、発達志向型の支援をできることを目標にしています。
プログラムを通して得られること
自分自身に対して
-
発達理論の視点を通して、今、自身がプロフェッショナルとしてどのような段階にいるのかを知ることができる
-
発達理論の視点を通して、今後いっそう成長していくために獲得すべき能力や克服すべき課題にに自覚的になることができる
-
クライアントに対してより効果的な支援を提供できるようになるために開発すべき能力を把握することができる
-
発達理論を正しく理論したうえで、それを実際の現場において効果的・倫理的に活用することができるようになる
クライアントに対して
-
発達理論の視点を通して、クライアントが直面している課題の構造を見立てられるようになる
-
発達理論の視点を通して、クライアントに対して適切な支援策を練ることができるようになる
-
発達理論の視点を通して、策定した支援策を効果的に実施することができるようになる
開催概要
本プログラムの目的
-
発達理論の知識を正しく理解し、実践につなげる
-
支援者としてLDMAという世界で最も精度の高い発達測定アセスメントを体験する
-
測定結果を踏まえてプロフェッショナルコンサルタント・コーチによる本質的な支援を受ける(3回のセッション)
-
グループコール、任意での学習グループによる継続的学習により深い学びを得る
-
対人支援者・組織のリーダー・発達理論を深めたい方にとって、理論と実践の架け橋になる
開催日時
-
トレーニングプログラム本編:全6回
-
第4水曜日 19:00-21:00
-
4/24、5/22、6/26、7/24、8/28、9/25
-
-
コーチングセッション・グループコール・任意の学習グループによる継続学習
-
参加者の都合により別途調整いたします
-
受講スケジュールイメージ
-
クラスセッションは毎月1回
-
第1回目のクラスセッションの後にLDMA(発達測定アセスメント)を受験
-
第2回目のクラスセッションの前後にLDMAのフィードバックセッションを実施
-
全3回のコーチングセッション
-
毎月グループコールと課題あり
参加対象
-
対人支援活動に従事している方
-
コーチ、コンサルタント、ファシリテーター、セラピストなど対人支援者の方
-
組織のリーダー・マネジメント層の方
-
経営者、マネージャー、人事責任者、教育担当者の方
-
発達理論に対する興味・関心のある方
上記のいずれかにあてまる方(最小敢行人数:12名)
キャンセルポリシー
キャンセルされる際は、メール(info@arukuki.com)でご連絡ください。
お振込み後のキャンセル規定は、お申し出日に応じて次の通りです。
-
開催日を含む15日前まで、返金手数料を除いた全額を返金します。
-
開催日を含む14日前から当日・参加費の全額を申し受けます。